セキュリティのお話

ライブドア粉飾決算の疑いが明らかになったそうである。最初に本当に有罪かどうかわからないようなこじつけで強制捜査&逮捕しないと、粉飾決算の決定的証拠がつかめない検察庁というのもかなり問題だなぁと思うこのごろである。

きっと押収したサーバ類のデータを見て初めて確定したのであろう。そういうのって暗号化してなかったのかなとつい思ったしないだろうか?私はちょっと思ったりしたのだ。

さて。

IBMのノートPCに採用されているセキュリティチップを用いたHDDの暗号化という技術について、私は高く評価していた。

だが、よーく考えてみると、その暗号化HDDのパスワードがわからなくなった人について、IBMはサポートが可能なのであるから、その技術を知っている人ならば、パスワードがわからなくてもセキュリティチップによる暗号化されたHDDは読めてしまう。

例えば……警察も。
IBMのノートPCを押収しても警察は被疑者当人にパスワードを聞いたりはしない。

一方、押収したPCなどにPGPで暗号化された文書と、秘密鍵が置いてあったとしても、警察には解読できない。
強行にパスフレーズを言えと被疑者に迫る。

さて、どっちが「セキュア」なんですかね(笑)。

こういう話は、崎山伸夫さん向きネタかなぁとか思いつつ、彼の見ないようなところにしか未だに書けなかったりする。