偽食品

「ニセ肉まん(中身は「段ボール紙の劇物カセイソーダ漬け」)」とかが話題で、そりゃまぁダンボールなんか食わされたらたまったもんじゃないが、「苛性ソーダなんて毒じゃないか(怒)」なんて反応をあちこちで見かけたりする。ちょっと待ってくれ。

強いアルカリで処理した製造する食品は珍しいことではなく、例えばこんにゃくやカラメルがそうだ。ダンボール紙をソーダに浸して加熱した場合、カラメルの製造と同様、繊維(多糖類)の分子が切れて茶色い色(焦げ)がつく効果があるだけだろうと思う。使用するソーダの量が多すぎたりしなければ、結果的に「毒」にはならないような気がする。何が食品として当たり前で、何が「偽物」なのかというも、簡単ではない。

知人が塩鯖の産地表示について知りたいと言っている。国産とされる「塩鯖」が、生鯖に比べて異様に安価であることや、油ののり方が激しいことなどから、ノルウェーで獲れたものとしか思えないとのことだ。

鯖に塩をした場所(最終加工地?)を、おそらく産地名(だと認識されてしまうような形で)表示してるのではないかと思えるのだが、実際のところはどうなのであろうか?

cf. http://shimura.moo.jp/osakana4/32.html#gonin