病原体管理
何をいまさらという印象を受ける。私の知る限りずさんな管理な危険物は病原体でけではなかったはず。
偽情報?
読売新聞に「段ボール肉まん」はやらせ、中国TVが謝罪との記事が掲載された。
「偽肉まんが売られていた」「偽肉まんが売られていたのはやらせ」「やらせだったことにして謝った方が(中国の)国益」のどれなのか、もう判別のつけようがない。
何を信じて良いのか悪いのか、極めて判じ難いものだ。
偽食品
「ニセ肉まん(中身は「段ボール紙の劇物カセイソーダ漬け」)」とかが話題で、そりゃまぁダンボールなんか食わされたらたまったもんじゃないが、「苛性ソーダなんて毒じゃないか(怒)」なんて反応をあちこちで見かけたりする。ちょっと待ってくれ。
強いアルカリで処理した製造する食品は珍しいことではなく、例えばこんにゃくやカラメルがそうだ。ダンボール紙をソーダに浸して加熱した場合、カラメルの製造と同様、繊維(多糖類)の分子が切れて茶色い色(焦げ)がつく効果があるだけだろうと思う。使用するソーダの量が多すぎたりしなければ、結果的に「毒」にはならないような気がする。何が食品として当たり前で、何が「偽物」なのかというも、簡単ではない。
知人が塩鯖の産地表示について知りたいと言っている。国産とされる「塩鯖」が、生鯖に比べて異様に安価であることや、油ののり方が激しいことなどから、ノルウェーで獲れたものとしか思えないとのことだ。
鯖に塩をした場所(最終加工地?)を、おそらく産地名(だと認識されてしまうような形で)表示してるのではないかと思えるのだが、実際のところはどうなのであろうか?
羊頭狗肉の業を取り巻く国
お断り:食肉の偽装を長年主導してきたとされるミートホープ社の社長やその一族役員の罪悪性についてはここでは論じない。さらには、その伝えられる疑惑の真偽の如何についても本質的には問わない議論である。
ミートホープ社について警察は不正競争防止法で捜査中だとか報道されている。不正競争防止法の定める罰金は個人に対して最高1000万円にとどまる模様だ。法人に対してならば最高罰金額は3億円のようだ。そして調べた限り不正競争防止法に刑法のような没収規定はないようだ。
一方、被害者たる多くの消費者は、自分がどれほどの被害にあったかどうかすら明確でないし、かりに被害を認知していても被害について証明する術を持たない人の方が多いだろう。損害賠償請求訴訟がそれほど起こるとは思えない。
すると、このままでは、ミートホープ社長および一族役員は10年以上にも及ぶ偽装によって得た年額5000万円超とも言われる役員報酬を、(偽装の真偽はともかく)処罰(懲役?)があったとしてもその後にも保有し続け、その後は「遊んで暮らせる」のではないだろうか?
もしも、詐欺罪が適用されれば、不正によって得たとされる利益の没収はなされ得るようだ。
「食品の安全を脅かした」という観点からすると、その起こした社会秩序に与えた打撃は「水道に(よくわからぬ)混ぜ物をした」にも匹敵し、刑法の本来の目的からすると厳罰が望まれるべきもののように思う。豚肉のアレルギーを持つ人もいることであるし、人に危害を加える(・あるいは実際に危害を加えた)可能性もあり、「傷害未遂」とでもいうべき状況でもあるのだが、刑法は傷害未遂を規定していない。
いずれにせよ、このような食品の偽装に対する法による明確かつ強固な処罰規定がないわけで、これではこの種の犯罪に対する法による「予防」の機能が全く働いていなかったといわざるを得ない。現に本件当事者は当初「このようなこと(偽装)を取り締まる法律がないのが問題だ」というような趣旨のことを主張していたように聞く。法律は、事後に「とっちめてやれば、それで良い」(応報論)で成り立つものではない。国(立法・行政)の明らかなる重大な不手際で、国の秩序を失った失態だと思う。
さて、おまけ的事項であるが、1年前に元役員らの行政への告発がありながら、結果的に何ら対応がなされなかった件について。
農政事務所は、公文書をもって(管轄だと考えられた)道庁に調査を依頼したと主張しているが、道庁はそんな記録は一切無いと主張しているとのことだ。
ここで、道庁は「無い証明」は原理的にできないので、そのような依頼があったという事実の立証責任は農政事務所側にあると思う。農政事務所は、その携えたという公文書と道庁の受理書を示せば事足りるのに、それをしないということは、現時点では、「実際にはそのような調査依頼はなかった。すなわち農政事務所は嘘をついている」と断じるしかない。
仮に何らかの理由があって本当はある証拠を示さないのだとしても、それは論理的には「嘘をついている」と断じられることを含んだ(容認した)上のことと論じられるべきだと思う。論理的なものの考え方というのはそういうことだ。
役に立たなくて面白いことをするということ
すごい参照数の記事「つまらなくて役に立つ物を作るということ」の思いつきパロディ
手品ができる人は「本当にお金作ってよ」と言われることが多いような気がする。
ぶっちゃけお金とか出せないし、たぶんマジシャンの多くはそうだ。
<略>
彼らは失礼極まりなくて、ダイバーノンに対しても
「お前のやってるものは良く分からないから、お金出せよ」って言うだろうね。
そういう連中を皆殺しにしないことには俺の人生始まらない。<略>
役に立たなければ意味がないとかいう人がいるけど、それって結局「お金儲けできないと意味ない」ってのとほぼ同義だろ。
彼らは通常分厚い「モラル」の壁で保護されているので、そういう言葉は届かないから、まあ良しとしても、
無知で無学で無教養のお前らにとって使い道が分からないからといって、価値がないということではないんだよ。
俺は面白くて役に立たないことをするよ。そうありたい。
なんてことを食後のお茶のみながら話した。
本意かどうかはどうでもよいことだ。
ネットイナゴ
ネガティブなイメージで語られているように思われる「ネットイナゴ」と呼ばれている現象について。特に、はてなブックマークに一部見られるこの状況について、批判的意味合いを含めて語ってる記事などがあるようだが、私にはむしろポジティブな現象と捉えるべきもののように思えてならない。
CGM(Consumer Generated Media)構築側としては、「ネットイナゴ」な状況は、これが頻発するよう、ターゲットとすべき状況だと思う。誰かを批判するコンテンツも、ゴミな誹謗中傷も、内容の正当性?にかかわらず全てかき集めるべきコンテンツであり、新たな客を呼ぶコンテンツだからだ。
オンラインに限らず、著作権者(商売する人)にとっては、批判的な評価だろうと、内容のない誹謗中傷でも、話題になることが良い事(儲かること)である。著作者(創り手)にとっては、こういう状況は心情的に嬉しくない事だが、(悪い意味の)プロとして売れるために世間受けを狙って、(批判を受けて当然なような、)中身のない「ネタ」的内容のものを書くことはよくあることだろう。
今更創り手として何か新しい不満毎のように取り上げられる理由はないように思える。
# ただ、自分自身について告白しておくならば、自分のコンテンツにあまりにくだらないコメントがぶら下がる(同じページ内にある)のは、好まない。それ故コメント機能はOffにしてある。