自白に関するメモ

http://school4.2ch.net/test/read.cgi/shikaku/1114955319/
79 :無責任な名無しさん :2005/05/11(水) 00:41:12 id:Np2WIwOY
>>77
たまに見かける。一応仕事はしてるよ。
>>78
まず、当番弁護士をお願いします、と言う。
警察に暴力を振るわれない、睡眠をきちんととれる、脅されない、大きな声で
罵倒されたりしない、食事もとれる、という環境なら自白する理由がわかりません。
昔ならいざ知らず、今時↑の逆のようなことをされるんでしょうか?
普通に取り調べをされるくらいなら(一日16時間くらい取調べされても)
虚偽の自白なんかしない自信は100%あります。
静岡で殺人事件で捕まった大学生なんかずっと黙秘してますよ。
相手を説得しないまでも、どうしてしてもいない自白をするのでしょうか?
しかも殺人事件。家族もいるのにですよ。私なら何をされても自白しない自信
あります。
そういえば麻原も一貫して黙秘してますね。彼はもう狂ってるのでしょうが。

===========メモここから===========

>>79

>警察に暴力を振るわれない
ある。ただしそのやり方は事件(罪状)によって異なるようだ。
「五右衛門」弁護士によれば(暴力事件だと)被疑者に剣道の面をつけ、「気合を入れる」というやり方がなされると報告されている。
その他にも取調官以外の警官(勾留・拘留中は様々な警官と接触するのだ)に巧妙に暴力を振るわれる場合もある。
怪我をしているところをさらに攻撃される場合もある。

>睡眠をきちんととれる
夜に取り調べられることは特別なことではない。疑われている罪が重ければ昼夜区別なく取り調べられて寝られない場合もある。

>脅されない
脅しのない取調べなどない。特に(様々な意味での)身内に対する社会的迫害がちらつかされる場合が多い。京都のとある病院で起こった飲料への薬物混入事件の被疑者への取調べについて、取調官が暴力団組員の具体的な前をあげて脅迫したため、違法な取調べとして一審では無罪判決になった事例などが知られているが、そのような取調べは日常茶飯事である。
米国兵がアルグレイブで行った虐待でも有名になったが、肉体的な虐待よりも精神的な虐待の方が、精神を破壊するには効果的なのだ。

>静岡で殺人事件で捕まった大学生なんかずっと黙秘してますよ。
完黙の比率がどの程度かご存知か?
殺人事件の場合は使われないが、罪がそれほど重くない場合は利益誘導(虚偽の司法取引)が行われて、例えば「謝れば情状がよくなる」と言われ、その結果「故意があった」旨の供述がとられるのだ。
また、制度上は黙秘は裁判での不利益にならないことになっているが、実際には極めて不利になる。

どんな「供述」をしようとも、警察官や検察官は取調べの部屋では日本語をそもそも解しない。Winny幇助の被告人もマスコミの前で述べているが、供述調書などというものは警察ないし検察が勝手に作文するものであって、「供述」なるものとは無関係なのだ。

取調官からまず与えられるのは「絶望」である。「自分は罪をおかしていない」という主張が通る可能性がどうしようもなくゼロであること体に叩き込まれ、この世での存在すら許されないマイナスの価値を徹底的に刷り込まれ、家族親族郎党、職場、友人全てからの憎悪が代弁される。

そうして、思考したり判断したりする気力を完膚なきまでに叩きのめされ、全て刈り取られた上で、調書に指を置きさえすれば、そういう精神的拷問の持続から(一時的にでも)開放されるという悪魔のささやきが行われるのだ。

>虚偽の自白なんかしない自信は100%あります。
「アルコールを血液注射をされても酔っ払わない自信は100%あります。」というのと同じで、「人間」が逃がれることのできない科学的反応について「知らない」だけだと言える。「お前も取調べを受ければわかる」などとは言わないが、もう少し物事の経験を積むべきだと思う。一言で言えば「人の精神の拠って立つところ」を余りに知らない、想像力が決定的に不足した状態だと言えよう。