「蕎麦屋の娘でもないくせに『更級日記』を名乗った先例*1」という洒落は、普通に笑っていいところなんでしょうねぇ。江國滋氏の本来の著述における功績の類をよく存じ上げないので、氏のユーモアを誤って理解してはいないかと悩んでしまいます。
私は江國滋氏について、芸というべきかマニアックな技というべきか、本来「何もしていない」はずの場面での目におおいにとまる早業のご披露*2であるとか、「わん・つー・すりー」という、本人の意図しているであろうところとは全く別の大うけをとった書物*3であるとかでしか知らないのです。
彼は決してお笑い芸人ではないはずなのですが、私の中ではそういう芸風として認識されています。