ネットイナゴ

ネガティブなイメージで語られているように思われる「ネットイナゴ」と呼ばれている現象について。特に、はてなブックマークに一部見られるこの状況について、批判的意味合いを含めて語ってる記事などがあるようだが、私にはむしろポジティブな現象と捉えるべきもののように思えてならない。

CGM(Consumer Generated Media)構築側としては、「ネットイナゴ」な状況は、これが頻発するよう、ターゲットとすべき状況だと思う。誰かを批判するコンテンツも、ゴミな誹謗中傷も、内容の正当性?にかかわらず全てかき集めるべきコンテンツであり、新たな客を呼ぶコンテンツだからだ。

オンラインに限らず、著作権者(商売する人)にとっては、批判的な評価だろうと、内容のない誹謗中傷でも、話題になることが良い事(儲かること)である。著作者(創り手)にとっては、こういう状況は心情的に嬉しくない事だが、(悪い意味の)プロとして売れるために世間受けを狙って、(批判を受けて当然なような、)中身のない「ネタ」的内容のものを書くことはよくあることだろう。

今更創り手として何か新しい不満毎のように取り上げられる理由はないように思える。

# ただ、自分自身について告白しておくならば、自分のコンテンツにあまりにくだらないコメントがぶら下がる(同じページ内にある)のは、好まない。それ故コメント機能はOffにしてある。

はてなブックマークなどの優れたCGMの、自己触媒的な要素については語りたいことがあるのだが、それはまたの機会に。