実務

「必修逃れ」について公文書偽造だ!とまでのたまう弁護士
http://d.hatena.ne.jp/okumuraosaka/20061027/1161900962
までおりますが、弁護士なら是非気づいて欲しいことがあります。

今まで(どうやら今の新カリキュラムになってかららしい)は、「教科書さえ買わせれば、その単位は履修させたものとする」という具合に、指導要領を解釈する「実務」だったのです。高校教育関係者がみんな知っていたこと。

その「実務」が一夜にして否定されているといのが今の大騒ぎの図。

文部省は「受験偏重のせいだ」とか「教育委員会が悪い」とか言っていますが、上のような「必修科目の負荷軽減」の実務がはびこった原因は、小学校、中学校での教育指導要綱が「ゆとり教育」ですかすかな内容になったため、「全てを高校で詰め込まなければならなくなった」ところにもあるようです。

円周率が「3」だと思ってる人を「大学受験させるわけにいかない」ですが、同時に「世間にも出せない」でしょ?