くたばれ「1984」
「ZENIGATA」というコンテンツ監視システムについては既に「今日の馬鹿ニュース」でも取り上げ、批判したところであるが、もう少しまじめにこのシステムの犯罪性について考えてみよう。というのも私にはこういうシステムがで普及するのは「1984年」の状況到来に見えるからだ。
「ZENIGATA」の犯罪性の証明
「ZENIGATA」は他人のWebコンテンツを覗いて見て回るBotの一種なのであろう。さて、この「ZENIGATA」はRobots.txtに対してどのような振る舞いをするのだろうか。
Robots.txtでBotのアクセス禁止が宣言されているウェブリソースに対して
1.「ZENIGATA」はそれを遵守してアクセスしない場合
知財権侵害のコンテンツを見つけられないので、謳われた機能が存在していないことになる。つまりこのような商品(サービス)を販売すること自体が
詐欺罪
にあたる。
2.「ZENIGATA」はそれを遵守せずアクセスする場合
想定されていないアクセスを行うので不正アクセス!
というのは冗談にしても、Robots.txtの内容を無視したBotのアクセスがあると計算機の動作が狂って業務に影響があれば(そういう具合にシステムを組んでおけば)
電磁記録不正作出
威力業務妨害
で容易に立件できるであろう。
以上のことから「ZENIGATA」のようなシステムが商品(サービス)として存在することは、そのこと自体が犯罪の存在を明らかにしている。
(Q.E.D.)