今日のLSD

32Km+徒歩8Km
あと10Kmという地点で、後輪のリムが曲がったような違和感を感じた。確認してみると、タイヤの側面がタイヤ前後方向に沿って5cmほど裂けており、そこからチューブがにゅるりと顔をだしていた。
スポーク折れの修理を自転車店お願いして、それが修理できないとわかった時に、同時に車輪の振れによってタイヤがシューに擦っていたことが明らかになり、「このタイヤはいずれバーストする」と通告されていた。だからいつかはその日が来るとはわかっていて覚悟はしていたのだが、ついにその時が来たのだ。
自転車を放置してタクシーでいったん帰宅するか、自転車を持ち帰るか迷う距離だったが、可能な限り乗って距離をかせぎ、後は歩くor小走りという方針とした。
2Kmほどは亀のようにゆっくり乗っていたのだが、これ以上は無理と判断し、そこからあとは押していくことにした。降りてからさえも、だんだんタイヤの裂け目は広がりチューブがにじり出てくる。次第に出てきたチューブがフレームに擦るようになって来た。英式だったか、本来安物には使わないチューブが入っているために工具無しに空気を抜くことができない。5Kmほど歩いたところで、チューブのフレームへのあたりがいよいよ強くなり、最後にポンッっと風船と同じような音をたててチューブもバーストした。
長い長い付き合いだったこの安物自転車(購入価格は税込みでも1万円を切っていた)だが、とうとう終わりだ。今までありがとう。